37

今日は37回目の誕生日です。

昨年は母へ感謝を伝えました。
3周り目の人生。
なんだかんだと健康に五体満足生きています。
生まれてきて本当に良かったです。
ありがとうございます。
と。

母はその後1カ月もしないうちにいってしまいました。
最後の笑顔が今でも忘れられません。
そしていまだに寂しく、つらい思いは消えないです。
母を送るということは、じわじわとわかっていくのかもしれません。
そして母もおじいちゃんをなくしたことを、亡くなる直前まで寂しいと語っていました。
人はみなそういうものなのかもしれません。

大好きな曲に

【時は裏切らない】

という歌詞があります。
この部分【時は振り返らない】という風に空耳します。
正確に言うと、音の並びでそういう風にもとれるなぁと考えてしまうのです。
あの方の作詞だから、少し狙ってるんじゃないかなと思ったりもします。
空耳するたびに、時間についての勘違いに気付かされます。

振り返るのは自分。
時間は絶対に戻らない。
私はともすれば母にもう一度会いたいと思ってしまいます。
母の病気の前に戻って、診断を受けるよう伝えたいと思ってしまうのです。

そしてできない事実に絶望感を抱きますがそれは勘違いです。

時間は絶対にもとには戻らない。
進むしかないのです。

先日仕事(カメラマンをしています)で大ミスを犯しました。
立ち上がれなくなり、絶望のどん底で嗚咽しました。
フリーランスでやっている以上、すべて自分の責任になります。
しかし仲間の声に助けられ、結果消してしまったデータ復元することができました。

その時も思いました。

どんな後悔も意味はない。

後悔は反省へ。

そして何より最善を尽くせ。

と。

今を生きる。
旅するように。

 

37歳。
人生で一番楽しい歳にしたいと思います。
宜しく。

はつねとうらら ~4月のソーダ編~

4/16タイトルのライブに行ってきました。
この日は午前中仕事で、終えてから自宅に戻り、
さささーっ!とPC作業を終えて向かうという意外とタイトな日。
とは言えフリーランス
普通にお勤めの方よりだいぶ自由に動けます。
またこの日は撮影自体は大変でしたが、納品作業は結構時間のかからない案件。
ありがたいことに出発までに終えることができました。

今回は家から徒歩とバスで駅に向かいます。
桜が花の見ごろを終えて、葉桜へと移行中。
新緑が初夏の準備を始めています。

新緑の中の桜も結構きれいだななんて思ったり。

さ。出発。

というわけで順調に電車は進み、無事下北沢。
人生二回目ですが、一回目に降り立った時次回はぜひとも【ぷらフォト】しようと思っていました。
ま、ぷらぷらしながらパシャパシャするだけなんすけどw
開場まで1時間以上あるし、気になる路地を本能のままぷらぷらしましょうか。

街は生きているなと感じる。
どんな景色の一部になるのか。

今回のお目当て♪
でも入る前に一杯のみてぇな。
つぶやき方面に誰か飲みませんか?と投げるも帰ってこず。
そりゃそうか。
みんな向かってくる途中だよね。
というかいくら同じ人のファンでも知らないおっさんと飲みたい人もいないかw

気になるところはばしばし入っていく。
下北沢って面白いなと思うのは、
ごちゃごちゃしているようでいて、気が付くと普通の住宅地の中歩いていたりする。
急にごちゃごちゃの商店街がはじまって、
そこら中でライブをやっているような感じ。
こういう街あい(色合い的な)好きです。

ほんと素敵。

街カブ。
最高です。
僕はバイクが大好きなんですが、このどこにでもあるバイク。
誰もが一度は見たことあるんじゃないかと思う形。佇まい。
実はアジア(世界かも)のいたるところに同じような景色はあると思う。
そのどこでも足として、荷物を、人を運ぶ道具として、カスタムのおもちゃとして暮らしに溶け込んでいる。

と思ったら素敵な名前に惹かれた【おんがく食堂】さんの看板。
おし。今日はここ入ってみようか。

まずは乾杯。美味。

ハッピータイムの誘惑に負けて二杯目のビールを空にしたところでちょうどよい時間。
お金を支払っていると、風知空知さんはご飯おいしいんですよーとおにーさんに教えていただく。
むむ。次回はご飯も食べてみたいなぁと思いつつ、他店の宣伝をするなんていい人だなぁ♪

そして至福の時間を過ごす。
今回立ち見だったんですけど、距離は近いし、カウンターのところだったのでお酒片手に至福の時間を過ごせた。
最初のビールは速攻からになり、結果ハイボールをおかわりおかわりおかわり・・・・・・・
普通ライブに集中してお酒のお替りなんて考えないだろうけど、この場所は気軽にお替りできちゃうから致し方なし。
ほんとうに最高だよ。
ビール飲みながら最高の歌。
ハイボールの見ながら最高のMC。
トークなんか腹抱えて笑ったもんね。
さすが大阪の女二人ですわw

ライブがはじまる少し前、御覧のTシャツに着替えてる方がいて思わずいいね!と合図を送ってしまった。
ライブ終わりに写真を撮らせていただく。
こんな出会いも最高だなと思うのです。
※掲載許可は頂いています☆

他にも偶然隣になったかた、
途中から遅れて入ってきた人(仕事を終えて大阪から駆け付けたそう!)、
いろんな方と乾杯した。
そのどれも大切な出会いでした。
素敵な音楽が呼んだ縁。

人はメロディ
寄せてハーモニー

大好きなCHAGE&ASKAさんの歌の歌詞ですが、
ほんとそうだと思いました。
程よく酔っぱらい最後の物販。
うららさんと初音さんが直接手売りしていたんですが、
思えばすごいことですよね。
ファンの皆さんが大人じゃないとできないことだと思います。
最初売り切れてしまったそうでしたけど、
ばらを集めてくれて、無事購入できたポストカード。
素敵な時間をありがとうございました。

あったかいなあ。

なんと手売りでリキッドのチケットを!
しかも購入してましたよ赤いTシャツさん!
曰く、サインもらっちゃったからこれつかえないなあ・・・と(爆)
ですよね(笑)

店内にもたくさんイラストがあってびっくりしました。
大好きなキンシオさんのイラスト。
TVKで散歩番組をされてるイラストレータのキンシオさんが、看板などを手掛けていたんですね。
最後までなんとも縁を感じる一日となりました。

その後は無事帰路へ。
最高の一日だった。

+=

『equal』

CHAGEさんのequalを聴いて感じたこと

 

この歌は本当につながりを感じる歌詞と、

何処までも透明なCHAGEさんの声に感動が止まらなくなる。

equal、イコールという題名は、

一番最初は『同じ』という意味で捉えていた。

でも何度も聴いてくると『&』というキーワードも隠れてるんじゃないか?

ASKAさんのことや、CHAGEさんのおかれている状況。

 

すべてを選んだのは僕と君。

君と僕。

 

何も構えず最初に聴いたらファンに対しての問いかけのような。

いつでも一緒だよという宣言のような。

『共有』というキーワードで輪郭をはっきりさせる現状の不安感。

それでもやっぱり選んだのは僕と君。

君と僕。

 

二番に入ると結構絶望的に感じる歌詞。

行き場をなくした気持ちが、

CHAGEさんの声にだけ救われてるような。

でも閉じ込められた場所でやっぱり気がつく。

僕は君を選んだ。

そして君は僕を選んだ。

 

最後の救いは自分で選んだというところに行き着いて、

そうだろう?

という問いかけの向こうに、

そうだよ!

と答えてくれるファンの姿が見えて終わる。

 

松井五郎さんの歌詞は本当に色んな複線が一杯で、

何処までも続く自問自答のようになる。

辛くなってしまうはずの気持ちを、

CHAGEさんの声とメロディが消化してくれる。

 

さて。

隠れているキーワード。

『&』

それはまさに『equal』からの気付き。

『=』

数式で出てくるあれ。

思えば&って足し算のときにも使うよね?

ってとこで繋がった線。

=の先にあるのはいつも『Answerr』

 

『A』

 

この瞬間『僕』はCHAGEさん

『君』はASKAさんという捕らえ方でも聴けることに気がついたのです。

張り詰めてきた弦をほどく。

それは両側のど真ん中から引っ張りあっていたもの。

解けたことで景色が突然変わる。

周りは突然騒々しくなったり、

それでもまぜあう一つに自由を用意して、

道の終わりはまだここじゃない。

equalの先は答え。

Aはアルファベット最初の文字。

スタートなんだ。

ASKA

Answer

答えが見つからないけど、

道は終わらない。

僕は君を選んだ。

僕は君を選んだ。

そうだろう?

 

捕らえ方でいろんな表情を見せる『equal』ですが、

最後に出てきた答えは君と僕の違う呼び方。

 

君&僕=僕ら

 

C&A=僕ら

 

 

 

僕らの音楽を愛するあなたたち。

旅する人生に音楽を

人生がどのように流れていくかは、きっと誰にも分らない。

横スクロール?

縦スクロール?

中心から拡がってみたり、

紙芝居のそれで、突然切り替わったりする。

 

振り返れば不器用な人生だった。

上手く潜り抜けたりはできなかった。

おでこをぶつけたり。

目をつむったまま突っ込んでしまったり。

 

不器用な人生で一番大切にしたいと思ったことは出会い。

旅を通して知ったこと。

そしてこの先もきっとそうだ。

 

母を抱いて、父を思う。

人生は誰ぞ複雑だ。

人には言えない、見せないページがあるものだ。

 

そんな人生で、あの歌のように。

地図を見下ろすこともある。

 

あの歌のように、

そこに立ってわかることもある。

 

いつも心に寄り添うように。

僕の人生には音楽がある。

さりとて詳しいわけじゃない。

 

それでも思うんだ。

雨の日。

ラジオ。

ワイパーの音。

 

母に、この曲が終わるまで待ってと言った。

母と一緒に終わるまで聞いた。

 

雨音。

ワイパーが刻む。

エンジンを切ったらこもりがちな雨音がメインをはる。

 

そんな思いでと今の自分。

 

大丈夫。

音楽が鳴っている。

不安もあるけど。

あの日と同じ。

音楽が鳴っている。

母と聞いたラジオ

2018711 母へ

今日母が亡くなりました。
肺がんでした。
朝体調の悪さを感じ、訪問看護師さんとに連絡をしました。
自分は仕事があったため、そのまま仕事へ向かいました。
苦しそうな母を置いていくのは辛く、
道中泣きそうになりました。
フリーランスという職業は、
こういうとき悩んでしまいます。
いろんなものを引き連れて、
今日はバイクを現場まで走らせました。
幸運にも妹が自宅の徒歩圏内居ますので、
連絡をいれて様子を見てほしいと伝えました。
その後看護師、訪問診療の先生がお見えになり、熱中症の症状が出ていたと報告を受けました。
アイシングをしたら安定したとのLINEをみて、すこし安心ができました。
仕事を終えすぐさま家に帰り、生きている母に会うことができました。
その後母の姉がお見舞いに来てくれて、

自分は仕事のデーターをPCに移そうと自分の部屋へ。
データーを移そうとしていたのに、その後2時間ほど眠ってしまいました。
訪看の担当者さんからの電話で起き、様子を観に行ったら息をしていませんでした。
最後母との会話はできたと思っています。
目の力はとても強かった。
命の凄さを考えていました。

苦しそうな表情もなく、
最後エネルギーを使い切ったようだと先生が仰ってくれました。
母の癌はとても苦しむという記事も見たことがあり、とても不安でした。
それだけは本当によかったかなと思います。
そして自分が帰るまで命をつないでくれた母に感謝しています。
今、

不安と悲しみの只中にいます。
正直自分の状況を理解できません。
思いだいたように涙があふれてきます。
どうすることもできませんし、
ともすればやる気をなくし、鬱のような状況になりそうです。

生前母と話したことがあります。
生んでくれてありがとう。
そして自分はこれからいろんな弱さを抱えていくけど、負けないで頑張るよ。

と。

そうです。

母に誇れるように頑張って生きねばなりません。

楽ではないかもしれませんが、楽しく自分も人生を全うしなければ。

 

 

 

 

 

 

2018年7月11日

 

おんぶとだっこ

母の死を背中にしょって

 

顔を見せたばかりの太陽を撮る

 

ちいさな白い歯輝かせ

 

幸せを形にしてレンズを通ってくる

 

母にすぐに俺も死ぬんだよと言ったら

 

苦しそうな顔がすこし笑顔になった

 

背中をさすり時間を噛み締める

 

おんぶとだっこの間で

 

明日はどんな一瞬をのぞくのか

誕生日

2018年夏至

私の誕生日でございました。
子どものころ、誕生日をお祝いして、みんなからおめでとうという文化がよくわかりませんでした。
何がめでたいのか・・・と。

いつだったか、ラジオで大好きなDJが言っていました。
子どものころはお祝いしてもらう日でいい。

でも大人になったら親に感謝をする日なんだよ。
この年まで無事でいられました。
なんだかんだで生きています、と。

普段言えない感謝の気持ちを伝えてみたらどうかな、と。

すとんと誕生日の在り方のようなものが理解できました。

 

余命いくばくもない母の背中をさすりながら、

36回目の誕生日に感謝の言葉を伝えることができて。

今日。

僕は幸せでした。